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2013年11月から12月にかけて当センターの医師が中心となり、札幌市内の少年野球チームを対象とする少年野球検診が行われました。検診の主な目的は肘の離断性骨軟骨炎を発見することです。
その他にも肩や膝、腰などの障害についても必要に応じて診察しています。
肘の離断性骨軟骨炎は重傷になると手術しなければ野球を続けることができなくなり、将来肘が伸びない、曲がらないといった後遺症を残すこともある、野球肘の中でも最も怖い障害の1つです。検診で早期に発見されれば手術をせずに完治させることも可能です。検診で見つかった離断性骨軟骨炎の94%は初期であり、この障害で肘が痛くなってから病院に来た選手の90%が末期(手術が必要)であったというデータ(徳島大学・松浦先生)もあります。2013年度の検診では最終的に約4%の選手が離断性骨軟骨炎と診断されました。
今年度もシーズンオフに検診が行われる予定です。詳細は本ホームページでもお知らせします。
Posted at:2014年4月2日