トップ > スポーツ医学診療センターとは
トップ > スポーツ医学診療センターとは
スポーツ活動によりいろいろな怪我(外傷・障害)が起こります。これまでの一般的な治療法ではスムーズに競技に復帰することは難しく、スポーツ活動の断念に追い込まれることも少なくありませんでした。これを支えるのが医科学的なサポートであり、スポーツ医学です。しかし、スポーツ医学は高いレベルの競技者のためだけのものではありません。近年、スポーツとは一部の若者だけが行うものではなく、「あらゆる年齢の人間一人一人が求める喜びや満足を伴う身体活動」と考えられています。スポーツ医学は、あらゆる人々がスポーツ(身体活動)を行い、健康な生活を維持し、QOL(クオリティ・オブ・ライフ、生活の質)を高めるためにあるのです。
北海道大学病院では1999年の「生体医工学・スポーツ診療科」の開設に始まり、2003年9月には「スポーツ医学診療科」と名称を変更し、整形外科やリハビリテーション科との連携で国際レベルのスポーツ医学診療活動を行ってきました。これをさらに充実させ、先進技術の開発と普及に取り組むことであらゆる人々のスポーツ活動を支援し、スポーツ医学の発展に貢献することを目的として、2013年6月よりスポーツ医学診療センターを設立しました。
あらゆる年齢のアスリートが必要とするスポーツ・身体活動が怪我により困難となったときに、それぞれが求める様々なレベルへの復帰に対して、最先端の医学的知識と診断・治療技術に基づいて、一般的な治療はもとより、総合大学附属病院でしか行えない治療体制も整えて、最高の結果を提供しアスリートのQOLを支援する診療を行う。
医師主導型治験および多施設・他業種との共同研究を推進し、北海道で唯一の最先端スポーツ医学診療を提供できる医療体制を構築する。
診療結果をフィードバックすることによりスポーツ医学診療の普及を行い、スポーツ医学研究の発展に貢献する。また、最先端スポーツ医学診療を希望される方々にわかりやすく充実した情報を発信し、医学生や市民への講演活動を行う。